FXの見えない取引コスト「スプレッドとは」
資産運用にはいろいろなコストがかかります。外国為賛証拠金取引のコストというと、まず皆さんの頭に浮かぶのが為替手数料ではないでしょうか。そのせいか、最近、FX事業者の中には格安の為替手数料をセールスポイントにうたうところが増えています。
確かに、投資家にとって安い手数料は魅力的です。しかし、証拠金取引にはもう1つの重要なコストが存在することを忘れてはいけません。安い為替手数料に目を奪われて為替事業者を選んでしまうと、後になってとんでもない目にあう可能性がありますので、くれぐれも注意が必要です。
スプレッドは見落とせない取引コスト
では、もう1つのコストとはどんなものでしょうか。為替事業者をインター・ネット上で見つけました。このA社とB社で取引するとして、実際にコストを計算してみましょう。たとえば1万米ドルを買って60日後に売ったとします。
A社、B社ともに取引手数料は無料でした。一見するとどちらもお得に取引できるように思えます。しかし、証拠金取引の場合、売値と買値の開きであるスプレッドをコストとして考えなければなりません。これが「もう1つのコスト」です。
A社のスプレッドは1銭です。このため、A社で取引する場合は、FXスプレッド固定100円かコストになります。つまりA社では、100.01円で買った1万ドルは100.00円で売ることになります。
一方、B社が提示しているスプレッドは10銭でした。したがって100.07円で買った1万ドルは99.97円でなければ売ることができないため、スプレッドによるコストは1000円となり、結果としてA社よりも900円のコスト高となってしまいました。
以上のようなコスト面のほかに、外国為替証拠金取引では、スワップポイントにも気を配る必要があります。ポジション保有期間が長くなればなるほど、スワップポイントの多寡は運用結果に大きく影響するからです。たとえば、A社では買いのスワップポイントが1日あたり8円で、60日間で480円もらえます。これに対してB社のスワップポイントは1日あたり5円なので、印日間では300円。結局2つのコストとスワップポイントを考慮すると、A社の方が顧客に有利だったのです。
このように、FX(外国為替証拠金取引)の事業者を選ぶには、為替手数料だけでなくスプレッドとスワップポイントも含め、トータルで検討することが大切です。
FXを始めるなら米国の景気を読む
米国株高を好感する格好からのスタートが予想され、日経平均は震災時に空けたマド(10254.43円)上限を意識した展開が期待される。米国ではADPが集計した6月の民間部門雇用者数が予想を上回る増加となり、新規失業保険申請件数は予想を超える減少、小売り各社が発表した既存店売上も好調だった。
当然、今晩の雇用統計への期待も高まりやすくなりそうだ。既に非農業部門雇用者数の予想は先週の8万人増から現在は10万人増へコンセンサスが切り上がっており、一部では13万人増と予想する向きもある。一方、予想を下回ったとしても、日本のサプライ問題が解消されるなか、年後半に向けての回復期待から過度な失望にはつながらないとみておきたい。
ただし、日経平均はシカゴ日経225先物(10195円)にさや寄せする形が想定されるが、オープニングギャップによってSQ値が相当切り上がる。これが上値抵抗として意識されるほか、テクニカル面での過熱感・達成感などへの意識につながる可能性がある。警戒は薄まっているが、米雇用統計を前に様子見姿勢が次第に強まることも考えられる。需給状況の良好な銘柄についてはショートカバーへの思惑から強含むだろうが、全体としては膠着感が強まりそうだ。
ドル円は円高がすすんでいる。この背景にあるのは、米国への失望売り、つまりドル売りであることに気をつけよう。
NY市場は上昇。ダウ平均は93.47ドル高の12719.49、ナスダックは38.64ポイント高の2872.66で取引を終了した。6月ADP雇用報告が予想を大きく上回ったほか、小売各社の発表した6月の既存店売上高が好調だったことで朝方から上昇して始まった。